★★★★★☆☆☆☆☆
今回は多摩センター駅から徒歩10分ほどの距離にある二郎インスパイア系「麺でる 多摩センター店」をピックアップしていきます。
麺でるは約20年前に田園調布にて誕生し、二郎インスパイア系の一つとしてラーメンを提供し続けている歴史あるお店です。
現在は東京と神奈川に6店舗を抱えており、多摩センター店はそのうちの1つです。
多摩センター店は2012年にオープンし、10年以上もの間長く支持されています。
付近には大学もあるので、学生の割合が高いように感じました。
多摩センター駅を出て永山駅方面へ京王線の線路沿いを10分程歩いていくと、お店に到着。

看板の照明がついていないので、一瞬「ん?」となりましたが、絶賛営業中でした。
店内はカウンター席のみで、来店時は一つだけ空席があり、待ち時間なくすんなりと入店することができました。
来店の客層はやはり大学生と思われる若い世代が多く、常連なのか店主と仲良さげに会話していて店内の雰囲気は良かったです。
今回は小ラーメンにニンニクとアブラをコールし、後半に楽しむ用に生たまごも購入します。
お待ちかねのラーメンの登場!

大ぶりな豚が二枚がまず目を引きます。
ジューシーさはあまりなく、ささみに近い豚でした。
ヤサイは思っていたよりも控えめでアブラもヤサイの上にお飾り程度に乗っているぐらいだったので少し迫力には欠けるかな…と。
ヤサイはもやしの分量が多めでシャキシャキ食感。今回のもやしは箸休め程度の活躍になりそうです。
そして麺。麺は固めでバキボキ食感といった感じの仕上がり。

写真で見てもわかるように、麺が自立できるくらいの固さなので割と攻撃的な麺だと言えるでしょう。
麺自体は標準的な太さなので、攻撃的な固さこそありますが、食べやすく、アゴの疲労なども感じませんでした。
スープは醤油が強めでほぼ非乳化のやや濃いめタイプ。
スープも強めの仕上がりになっているので、麺の攻撃力にもひけをとらないのはポイントが高いと感じました。
小でも250gありますが、ヤサイの量が少なめであったこともありスイスイ食べ進めることができ、二郎系初心者の方にもオススメです。
そして忘れてはならない生たまご選手の登板。
生たまごにはカエシを投入し、すき焼きのタレ風にしてそこに麺を絡めて食べます。

うん、これは絶品。味わいがガラッと変わるのも新鮮ですし、何よりたまごの万能さに感服してしまいました。
終盤はすき焼き風たまごダレに通常のラーメンを交互に小気味良くすすっていきます。
美味しさに心が浸っている間もなく、あっという間に完食。
思っていたよりも余裕を持って完食できたのが意外でしたが、これくらいの余裕を持って食べきることができるほうがいいのかもしれないなと思いながら退店。
麺とスープは主張が強め、ヤサイとアブラはかなり控えめと真逆の印象を残す一杯でした。
その日の店主やラーメン、スープの出来により変わってくることもあるでしょうが、その違いも楽しむのが二郎系ラーメンの魅力の一つともいえますね。
そして、生たまごの万能さ、美味しさにも気づかされた記憶に残る一杯になりそうです。
満腹感を感じたときに味変をする意味でも、この生たまごとカエシの共演が今後も期待ができそうです。
・住所
東京都多摩市豊ヶ丘1-21-6
・アクセス
京王・小田急多摩センター駅から徒歩8分、多摩都市モノレール多摩センター駅から徒歩10分
コメント