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仙川駅から5分程のコンクリート打ちの建物の一画にあるのが「支那そば めでた屋」です。
この近辺は中華そばしば田や、柴崎亭などあっさり醤油ラーメンの名店が目立っている印象があります。
そんな名店と同じようなジャンルで勝負を挑んでいるめでた屋。
果たしてどのような一杯であるのか、興味が湧いてきます。
夕方の訪問でしたが、先客はおらず思わず拍子抜けしました。
店内はシックな雰囲気で、落ち着いたBGMが流れており、とてもリラックスできる素晴らしい空間です。
今回は、お店オススメのワンタンメンを注文しました。
座席の前に並べられたどんぶりが大きいです。量が多めの店なのでしょうか。
店主は60代前後の男性で、一人で切り盛りしていました。愛想はそんな良いわけではなく職人風。
手際よく調理しており、あっという間に着丼します。
大きなどんぶりの中では、たっぷりのワンタンが存在感を放っています。
ワンタンは餡もしっかり入っていて食べごたえがあり、とても美味しいです。
スープは醤油の優しい味わいでしたが、個人的にはもう少し醤油が濃い方が好みでした。
後味でグッと来る旨味もあまり無い薄めの正油スープという印象です。
ただこの優しい味わいは、飲んだ後や食欲が湧かない時でも受け入れやすい食べやすい一杯であると思います。
麺は硬めのゆで加減となっていました。
硬めの細麺でコシを残しつつ、するする食べ進める感覚はとんこつラーメンを想像させます。
麺量はやはり多めで、ワンタンもたっぷり8個程入っていて中華そばのジャンルでは珍しくボリューム満点でした。
チャーシューは肉感がしっかりした硬めの肩ロース。
しっかり噛んでチャーシューの旨味を感じられました。
昭和の昔ながらの硬めチャーシューが好みの方にはオススメです。
少し優しすぎる味で物足りなさを感じましたが、ワンタンは中の餡もしっかり詰まっていて美味しかったです。
このお店がオススメしているように、ワンタンメンが一番食べてみて欲しいなと思いました。
昔ながらの支那そばを食べたくなったらぜひ食べてみてください。
・住所
東京都調布市仙川町1-25-2
・アクセス
京王線仙川駅から徒歩5分
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