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タンメンの名店として、多くの人々から支持される「はつね」。
創業は1961年でその歴史は半世紀以上の老舗で、昔ながらの美味しいタンメンが食べられると評判の名店です。

今回はもちろん「タンメン」を頂くことにします。
既に店前には10人弱の行列が出来ています。
カウンターは6席しかなく、一杯ずつ丁寧に作っているため、提供まで少々時間はかかります。
なので外の列の進み具合も割とゆっくり目です。
時間に余裕がある時の来店が良さそうですね。
店内に入るとカウンターから調理が間近に見ることが出来ます。
店主の作る一杯をじっくりと眺めながら待っていると着丼です。

まず目を引くのが透き通った美しいスープ。
見映えから丁寧に作り込まれた一杯だということが分かります。
具材はキャベツとモヤシというシンプルなもので、割合としてはキャベツが多めとなっています。

炒めた野菜はシャキっとした食感が残っていますが、味付けは特にありません。
スープには野菜の旨味がしっかり出ており、鶏の旨味も効いた優しい味わいです。

少し薄いようにも感じられますが、奥深い旨味がゆっくりとやって来ます。
中細麺もシンプルなスープに歩調を合わせるように、少々のモチモチ感のあるシンプルな麺でした。

中細麺がスープと上手い具合に共存しており、昔ながらのタンメンだということを感じさせるオーソドックスな一杯です。
昔ながらの優しい味付けで、年配の方の割合も他のラーメン屋と比べても高いのが頷けます。
なにか心を揺さぶられる衝撃的な一杯ではないものの、心がほっとするような懐かしさを感じる一杯でした。
またチャーシューが美味しいとの情報もあるので、いつか食してみたいと思います。
・住所
東京都杉並区西荻南3-11-9
・アクセス
JR中央線・総武緩行線西荻窪駅南口から徒歩1分