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「ラーメンの鬼」でお馴染みだった佐野実さんの原点となる本店を訪れました。

元々支那そばやは、1986年8月に神奈川藤沢市鵠沼海岸にてスタート。
その後2008年11月に佐野さんの生まれ故郷の戸塚に本店を構えたのです。
ランチタイムをずらしたからか、意外とすんなり入れました。
今回は基本に忠実にということで「ラーメン」を頂きます。
店内は数人のみでしたので、着丼もスピーディーです。

スープは鶏油が表面を覆っており、やや濁りがかった色味から、旨味がかなり出ているなと感じさせます。

まず鶏油と醤油ダレの味わいがフワッと来た後に、魚介系出汁と動物系出汁の旨味が何重にも押し寄せます。
それぞれが主張し過ぎず、バランスが絶妙に取れていて圧巻の美味しさです。
誰にでも飲みやすく、万人受けするスープなのではないでしょうか。
麺は中細のストレート麺で、支那そばやならではのものです。

すすってみると芯のない柔らかめの茹で上がりでした。
これが支那そばやのスタンダードなのかもしれませんが、かなり柔らかめでにゅうめんに近い感じです。
個人的にはコシをもっと残した方がこのスープに合うと思ったので、あまり好みではありませんでした。
チャーシューは三元豚のバラロールで、一見すると脂身が多めに感じますが、単なる脂身ではありません。

この脂身部分にはほのかに甘みがあり、かつジューシーさもあります。
他ではなかなか味わえないこだわりのチャーシューですね。
ただ味付けは控えめで、肉本来の旨味を味わうチャーシューなのでしょう。
有明産の海苔と九条ネギを使用しており、最高峰の食材にこだわっていることがよく分かります。
麺の柔らかさが気にはなったものの、スープのレベルの高さといい、格の違いを感じました。
こだわりの詰まった一杯は、佐野さんが亡き後も脈々と受け継がれているようです。
日本でもレジェンドクラスの名店であり、ラーメン人気を牽引してきた支那そばや。
その歴史の一端に触れられた、そんな気がした記憶に残る一杯でした。
・住所
神奈川県横浜市戸塚区戸塚町4081-1
・アクセス
JR東海道本線・横浜市営地下鉄ブルーライン戸塚駅から徒歩5分