ホープ軒本舗 吉祥寺店

★★★☆☆☆☆☆☆☆

戦前からの歴史があり、元祖豚骨醤油とも呼べるのがホープ軒でしょう。

店内はカウンターぎっしりタイプで、あまりゆったり食べていられる雰囲気でもないので、混んでいても回転率は高いです。

大盛は無料なので、今回は「中華そば」大盛を注文。

来店客の年齢層はやや高めで、昔から通い続ける常連客が多い印象を受けました。

木の温もりのあるカウンター、黄色が主体の案内やメニュー表などどことなく昭和っぽい雰囲気も落ち着きますね。

さて中華そばが着丼です。

スープは豚骨に比重を置いたような色合いをしています。

とはいえ豚骨もマイルドでパンチがあるわけではなく、醤油も控えめなので全体的にかなりあっさりしたスープです。

家系の豚骨醤油に慣れてしまうと薄いなと感じてしまいますが、ニンニクが補助的な役割を担っています。

動物系の出汁が追いかけてくることもなく、少し不思議なスープです。

卓上にはカエシもあるので、それでスープの濃度を調整することも可能です。

具材はもやしと海苔、少量のネギというシンプルなもの。

もやしは茹でたものをそのままトッピングしており、これがまた淡白さに拍車をかけているように感じました。

麺は中細縮れ麺で、加水率が低め。

少し柔らかめの茹で上がりとなっており、スープがあっさりなので持ち上げ感はさして感じられません。

チャーシューは豚の肩ロースを使用。

肉々しさはあるものの、味染みがあまりない淡白さとパサッとした筋っぽさが残念でした。

このクオリティーだとチャーシュー麺にするメリットは皆無ですかね…。

全体的に味付けの物足りなさを覚え、数年前に訪問した池袋の土佐っ子ラーメンを思い出しました。

土佐っ子ラーメンも90年代に一世を風靡しましたが、やけに薄いなと感じたお店です。

その時にも感じたことですが、昔の基準で考えれば珍しい豚骨醤油のジャンルを切り開いたお店としてホープ軒は衝撃を与えたでしょう。

ただ現代では様々なパンチあるラーメン店が乱立するなか物足りなさは否めません。

それでも昔からの味を変えずに現在も繁盛店として生き続けるのには、どことなく故郷のような安心感があるからなのかもしれないですね。

好き嫌いの問題を超越したようなまた帰ってきたくなる一杯をホープ軒は提供し続けているのでしょう。

・住所

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-12

・アクセス

JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅北口から徒歩2分

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